木村政雄のコラ!!ム

月のコラ!!ム

2018.1.1

 1月のコラ!!ム

 脳科学によると、男性と女性では対話方式が異なり、女性は共感のために対話を紡ぎ、事の経過について時系列をなぞるように話し、気持ちに共感してもらうことで、真実を見つけ出す脳で、男性は問題解決のために対話を紡ぎ、相手の話の中から何が問題かを切り出して、いち早く解決を図ろうとするのだそうです。そういえば、私にも思い当たる節があって、妻が外で理不尽な目に合い、その出来事を再現するかのように、「あの人がああ言って、私がこう言って、そしたらこうなって・・・」言うのを遮って、「で、それがどうしたの?」と聞くと、「あなたは人の話を聞いていない」「何もわかってない」と、途端に機嫌が悪くなるのです。こちらは経緯を聞いて問題の解決を図ろうとしただけなのにと解せないままに、気まずい思いを抱えて時が経つのを待つしかないと諦めていたのですが、これで理由がわかりました。遮らないで、我慢して最後まで、「うん!うん!」と聞いていれば、それでいいのです。かの俳人・松尾芭蕉も「物言えば 唇寒し 秋の風」と詠んでいます。ただ、この句が収められた「座右の銘」の前文には、「人の短をいふ事なかれ、己が長をとく事なかれ」と書かれてはいるんですけどね。